No.06
2018.01.17
つらい生理痛は冷えが原因?
温める場所はココ!
重い生理痛の原因は、体の冷えによる血行不良の場合が多いといわれています。毎回生理痛がつらいという人は、カイロなどで体を温めてみてはいかがでしょうか。
そこで、生理痛の原因やカイロを貼ると効果的な部位などをご紹介します。
生理痛には様々な原因がある
生理開始から終了までの期間にひどい生理痛がある場合は「月経困難症」、月経前から月経中にかけて頭痛やイライラ、乳房の痛みなど、様々な不快な症状がある場合は「PEMS(周経期症候群)」と診断される場合があります。これらの症状の主な原因は「冷えなどによる血行不良」「自律神経の乱れによるホルモンバランスの乱れ」「骨盤のゆがみ」「子宮内膜症や子宮筋腫などの病気によるもの」と考えられています。これらを解決するには、生活習慣の見直しやストレスを避けることで自律神経を改善し、適度な運動による血行改善、骨盤のゆがみを解消するための姿勢の改善やストレッチなどが効果的であるといわれています。
生理痛がつらくなったら体を温めてみよう!
生理時の「冷え=生理時の痛みが増す」という仕組みは医学的にも根拠があります。プロスタグランジンという物質は子宮内の血管を押し広げ、子宮の筋肉を収縮させる働きがあり、プロスタグランジンが分泌されることで子宮内膜が外に押し出され、生理が始まります。このときに、子宮内や周囲の血流が冷えていた場合、子宮の動きが鈍くなり、うまく子宮内膜を押し出すことができません。そのため、体は子宮内膜をより強く押し出そうと過剰にプロスタグランジンを分泌します。その影響によって血管がより強く押し広げられ、子宮もより強く収縮することになり生理痛が増します。
つらい生理痛には、まずは体を温める方法から始めてみましょう。入浴や軽く体を動かすことで体全体を温めることができますが、湯たんぽやカイロなどで部分的に温める方法で一時的に痛みを緩和させることができます。心地よい温かさは精神的にも落ち着かせる効果があるので、生理痛でつらいときは積極的に体を温めてみましょう。
生理痛に効果的なカイロを貼る場所はココ!
子宮に近いおヘソの下あたりは、ホルモンバランスのツボが多く集まっている場所です。生理の痛みを特に感じる部分でもあり、ココを保温すればダイレクトに子宮が温まり、生理痛を和らげてくれる可能性があります。
また、仙骨部分を温めることで腹部以上の効果が出る人もいます。仙骨は腰のすぐ下、おしりの割れ目の上のほうにある骨です。この部分を温めることで子宮の周囲にある骨盤も温まり、内部にある子宮や卵巣周辺の血流改善が期待できます。
さらに、内側の太モモ部分(内モモ)を触ってみて、冷えている場合は内モモもカイロで温めてみましょう。内モモには卵巣に関するツボがあるため、子宮の冷えが内モモの冷えとして反映されている可能性があります。カイロでしっかりとツボを温めて、卵巣や子宮を冷えから守りましょう。
まとめ
重い生理痛にはカイロなどで体を温めると、一時的に痛みを緩和させることができる可能性があります。ですが、この方法は重い生理痛の根本的な治療ではありません。きちんとした治療を目指すのであれば、医療機関を受診しましょう。あわせて「体を冷やさない」「冷たい飲食は避ける」「適度な運動をする」などの生活習慣改善も考えて、自分なりの生理痛を和らげる姿勢も見つけてみましょう。
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