No.29
2021.07.21
生理前&生理中はとにかく眠い!これって異常?
生理前や生理中は、普段よりも体調に変化が起こりやすいものです。なかでも、異常な眠気に襲われる人は珍しくありません。寝ても寝ても足りない、知らないうちに意識が遠ざかる…なんてケースもあるようですが、仕事や家事、育児に支障をきたしてしまうほどの眠気は困りますよね。今回は、生理と眠気の関係についてご紹介します。
生理前&生理中に眠くなる理由
生理前や生理中は、どうして眠くなるのでしょうか?
これは、女性ホルモンの分泌が大きく影響していると考えられます。女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの二種類ありますが、このうちプロゲステロンの分泌量が排卵後から生理が始まるまでの約2週間で急激に増えます。
この期間は黄体期や高温期とも呼ばれ、妊娠しやすい環境を体の中で整えるために、体温を上昇させたり、体を休ませようとしたりします。そのため、普段よりも眠気を感じる人が多いのです。
また、ホルモンバランスの乱れから、夜なかなか寝付けなかったり、短時間で目が覚めてしまったりする人もいます。夜間しっかり眠れない分、日中に眠気に襲われるというケースも珍しくありません。眠いだけでなく体のだるさを感じる人も多いようです。
眠くて仕方がないときの対処法
生理前や生理中の異常な眠気は、女性ホルモンのバランスによるものなので、仕方のないことだとわかりました。とはいえ、昼間の活動に支障をきたしてしまうようでは困ります。
そこで、どうしても眠いと感じたら、次の対処法を試してみることをおすすめします。
(1)大豆製品を意識して摂る
女性ホルモンの乱れを少しでも安定させるために、イソフラボンという栄養素を意識して摂りましょう。エストロゲンと似た働きをするので、プロゲステロン過多になっている状況を改善してくれます。さらに、イソフラボンを積極的に摂ることで、睡眠の質が良くなるというデータもあります。
豆腐や納豆、味噌などがイソフラボンを豊富に含む食材の代表格です。食事の中に手軽に取り入れられるものが多いですが、特に和食メニューを中心にすると、より無理なく摂取できるでしょう。
(2)15分程度仮眠をとる
あまりにも眠いときは、短時間の仮眠をとることもおすすめです。お昼休憩時などに、ほんの10~15分、目を閉じて眠りましょう。このとき、横になると深い眠りに入ってしまい、目覚めたときに頭がぼーっとしてしまう恐れがあるので、椅子に腰掛けたまま少し体を倒す程度、もしくはデスクに伏せて眠るのが◎。
たとえ日中に時間がある場合でも、長く寝すぎると夜の睡眠に影響を与えるので、くれぐれも15分程度にしましょう。そして、夜はいつもより睡眠時間を多めにとって、しっかり眠ることが大切です。
(3)軽く体を動かす
軽い運動は、睡眠の質を高める効果があると言われています。ただし、あまりに激しいエクササイズや、寝る直前の運動は避けるのがベター。無理のない範囲で、軽く体を動かすと良いでしょう。
あまりにも辛いときは病院で相談を
生理前から生理中の体調の変化はホルモンバランスが原因だと割り切って、けっして無理をせず、自分を甘えさせてOK。自分に合った対処法で乗り切れるといいですね。
ただし、あまりにも強い眠気や異常な体のだるさは、PMS(月経前症候群)の症状のひとつに当てはまるため、日常生活に支障をきたす場合は婦人科で相談することをおすすめします。
女性の体や心は、生理周期によって大きく変化します。その時々の自分の体とうまく付き合って、毎日を快適に過ごせますように!
イブプロフェンはNSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛薬)と呼ばれるものの一種。生理痛の原因となるプロスタグラジンの生成を阻害。さらに子宮への移行性が高く、即効性があると言われています。
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