No.11
2018.06.25
生理痛で仕事を休むのはおかしい?
休んだ経験があるかアンケートを実施
生理痛の程度は人によってさまざまですよね。ほとんど痛みを感じない人もいれば、うずくまってしまうほどの激痛を感じる人もいます。痛みが強い場合は、会社を休みたいと思うこともあるでしょう。そこで今回は100名の女性を対象に、実際に休んだ経験がある人はどれくらいいるのか、アンケート調査を行いました。
- 【質問】
- 生理痛で仕事を休んだことが
ありますか?
休んだことがない人が多数派!
生理痛の薬を飲んで出社
アンケートの結果、「ない」と答えた人の方が多く、74名でした。
- ひどい時でも薬を飲めば落ち着いて、仕事をすることができるので。
(20代/女性/正社員) - 鎮痛剤が効く体質なので、生理痛があっても鎮痛剤を飲めば働けるから。でも昔、仕事中に貧血になったことはある。
(20代/女性/個人事業主) - さすがに生理痛程度では休めない。かなり重い方ではあるけれども、痛み止めを飲んで頑張っている。
(30代/女性/専業主婦(主夫)) - 生理痛がもともとひどい方ではなかったのですが、会社の上司は生理痛の理解がなく休むこと自体が許されない環境でした。
(30代/女性/専業主婦(主夫)) - 時給制で仕事をしていたので、生理休暇もなく休めなかったからです。
(40代/女性/パート・アルバイト)
薬を飲んで出社するという意見が多く挙げられました。しかし薬を飲んでも、痛みが消えるとは限りませんよね。痛みが残っているけど、無理をして働いているケースも多いと考えられます。また上司の理解や生理休暇の制度がない、という意見もたくさんありました。そのような職場では、生理で休むと周囲から厳しい目で見られることもあるのでしょう。無理をしてでも出社しようと考える人がいるのも頷けます。
痛すぎて出社できない!
子宮の病気が関係しているケースも
アンケートの結果、「ある」と答えた人は26名でした。
- 痛みだけではなく、めまい、吐き気も伴って、立ち上がれなくなってしまったからです。
(40代/女性/専業主婦(主夫)) - 起き上がれないくらいの痛みにみまわれたから。さすがに生理痛とは言えず、職場には風邪で休むと伝えた。
(30代/女性/個人事業主) - 子宮内膜症持ちなので、生理痛が重い。生理休暇があるので、堂々と休んだ。上司にも子宮内膜症の話はしている。
(40代/女性/正社員) - あまりにもひどい出血だったので、おかしいと思い婦人科で受診してみたら子宮筋腫が見つかりました。
(40代/女性/個人事業主)
痛みがひどすぎて休んだ経験がある人が目立ちました。確かに痛みで起き上がれなければ、出社するのは不可能ですよね。勤労の意欲や職場の制度などに関係なく、休むことになる人も多いのでしょう。また、子宮の病気が関係しているケースも見受けられました。安静にする必要がある病気なら、休むのは不自然なことではありません。連絡する際に事情を説明すれば、上司の理解も得やすいのではないでしょうか。
休みたいと思ったことがある人は多い!
周囲の理解が課題
今回のアンケートでは、7割以上の人が生理痛では休まないことが分かりました。この結果だけを見ると、生理痛は会社を休むようなものでないと思う人もいるでしょう。しかし、休んだことがない人の中にも、本当は休みたかったという人がたくさんいました。一方で休んだことがある人の多くも、休みにくさを感じたようです。つまり生理痛で休む人が少ないのは、休みにくい風潮が主な原因であるということが分かりました。男性や生理痛が軽い女性からの理解を得にくいのが大きな問題と言えそうです。そのような人たちがつらい生理痛に悩んでいる人もいることを理解し、休む側はできる限り迷惑がかからないように工夫をすれば、幾分かは休みやすくなるのではないでしょうか。
■ 調査地域:全国
■ 調査対象:【性別】女性
■ 調査期間:2017年07月07日〜2017年07月21日
■ 有効回答数:100サンプル
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